夏バテ・熱中症予防!夏こそ「陰」を補うべき理由
- Chiharu Miura
- 7月14日
- 読了時間: 3分
関西もいよいよ梅雨が明け、一気に33度を超えるような厳しい暑さがやってきましたね。 急激な気温の変化に、体も心もびっくりしていませんか?
「冷房をつけているのに、なんだか体がだるい」
「夜、寝苦しくて疲れが取れない」
そんな不調を感じているなら、体が「うるおい不足」のアラートを出しているサインかもしれません。
■ 夏の「陽」と「陰」
中医学では、自然界のすべてのものを「陽(よう)」と「陰(いん)」のバランスで捉えます。
陽: 熱、動的、太陽
陰: 冷、静的、月、潤い
などなど・・
今の季節は、外の世界が「陽」のエネルギーで満ち溢れている状態です。私たちの心身も、活動的(陽モード)になりますが、これが行き過ぎると、体の中をクールダウンしてくれるはずの「陰(水分や、体を休ませる力)」がカラカラに乾いてしまいます。
これがいわゆる、夏バテや熱中症、そして自律神経の乱れを引き起こす原因になります。
車に例えるなら、「陰」はエンジンを冷やすための冷却水。
冷却水が空っぽのまま猛暑の中を走り続けば、エンジンはオーバーヒートして壊れてしまいます。
体のうるおい(陰)と、生きるエネルギー(気)はセットで動いているのです。
つまり、夏の暑さで大量に汗をかくと、体内の水分(陰)が失われるだけでなく、私たちの元気や免疫力の源である「気」まで一緒に外へ漏れ出てしまうのです。
「しっかり水分補給をしているのに、なんだか気力が湧かない…」
そう感じるのは、水分だけでなくエネルギーまで消耗してしまっているから(これを中医学では『気陰両虚』と呼びます)。
だからこそ、夏は意識して「陰(冷却水=うるおいと静けさ)」を補い、漏れ出たエネルギーをチャージすることが、最大の夏バテ・熱中症対策になるのです。
■ 日常でできる、簡単な「陰」の補い方
日常生活の中で「陰」を補う方法は、実はとてもシンプルです。
「陰」の食材を食べる トマト、キュウリ、ナスなどの夏野菜や、スイカ、豆腐などは、体にこもった熱を優しく冷まし、内側にうるおい(津液)を与えてくれます。
スケジュールに「余白」を作る 「何もしない時間」をあえてスケジュールに組み込む。これが心の「陰」を養います。
陰ヨガや瞑想で体と心をクールダウンする アクティブに動くヨガと違い、陰ヨガは一つのポーズを数分間キープし、体の奥深くの緊張を緩めていきます。
■ おうちでできる「陰」をチャージするポーズ

仰向けに寝て、両手を頭のほうへ伸ばします。
上半身と両足を、同じ方向(まずは左側)へ優しくスライドさせます。上から見たときに、体が「三日月」や「バナナ」のような緩やかなカーブを描く位置で止めます。
心地よければ、左足を右足の上に乗せ、左手で右の手首を優しくキャッチします。
右側の体側(脇腹や肋骨のあたり)が心地よく伸びるのを感じながら、力を完全に抜いて3分深い呼吸を繰り返します。
反対側も同様に行います。
エアコンの冷気にあたっていると、体の側面がキュッと縮こまり、呼吸が浅くなりがちです。 このポーズで体側をじわーっと開いてあげることで、浅くなっていた呼吸が深くなり、体にこもった熱が外へと逃げていきます。
■ 最後に
陰ヨガが終わった後の、頭がすーっと涼しくなり、体の中にみずみずしさが戻ってくる感覚。
それはまるで、乾いた土に優しい雨が染み込んでいくような心地よさです。
「いつも頑張りすぎて、力の抜き方がわからない」
「家だと、ついスマホを見てしまって休まらない」
そんな方は、ぜひスタジオに涼みにいらしてくださいね。
ハーブティーをご用意してお待ちしています。
三浦千春




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