top of page
検索

老子の教えに学ぶ、「今を生きる」ということ

今を生きる

この夏は、私にとって大きな変化の波を感じる1ヶ月でした。


子供たちの成長。

私自身の役割の変化。

そして、年齢とともに少しずつ変化していく自分の心と体。


これから来るであろう波を目の前にして、正直、過去にしがみつきたくなる気持ちがあります。言いようのない寂しさもあります。

焦りに似た感覚も、ふと顔を出します。

子どもの小さな手を握っていた日々の温もりや、がむしゃらに駆け抜けてきたこれまでの時間。

大切であればあるほど、人は変化を恐れ、過ぎ去るものを引き留めたくなってしまいます。


そんなとき、いつも私の心に染みてくるのが、老子『道徳経』の教えです。


■ 老子が説く「タオ」と変化

道徳経には「道(タオ)」という言葉が繰り返し出てきます。

それは、この世界すべてを貫いて流れている、大きな大きな流れのこと。

季節が巡り、水が高いところから低いところへと流れていくように、私たちのいのちも、この「タオ」に沿って絶えず変化し続けています。


子供が育っていくこと。

自分の役割が変わっていくこと。

体が変わっていくこと。


それは、私が何かをしくじったからでも、抗いきれなかったからでもなく、ただ「道」がそうであるように、自然に起きていることなのだと思います。


道徳経

■ 無為自然に学ぶ、抗わない生き方

老子は「無為自然」を説きました。

流れに逆らって力ずくで押し留めようとするのではなく、その流れに沿って、あるがままに生きること。

これは、「諦める」こととは違うと、私は感じています。


流れに身を委ねながらも、その中で今できることを、精一杯やる。

今日という日を、今この瞬間を、丁寧に生きる。

それが、道徳経が教えてくれる「抗わない強さ」なのだと思います。


陰ヨガのマットの上で、長くポーズをキープしているときの感覚と、どこか似ています。抵抗せず、ただそこに在る。そして味わう。

すると、緊張が少しずつ緩んでいき、代わりに深い呼吸が戻ってくる。変化の波に対しても、同じことが言えるのかもしれません。


■ 今この瞬間を慈しむ

過去にしがみつきたくなる気持ちも、寂しさも、無理に消そうとしなくていい。それもまた、今の私に流れている、自然な感情なのだと思います。

ただ、その感情を抱えながらも、私にできることはひとつ。


過去を惜しむのでもなく、まだ見ぬ未来を不安がるのでもなく。 

今、この瞬間に目の前にある時間を、かけがえのない宝物として精一杯慈しむこと。


今日、子どもと交わす何気ない会話。 

今日、マットの上で感じる自分の呼吸。 

今日、目の前に広がる夕暮れの空。


すべては自然界の春夏秋冬と同じように、美しく必然的な生命の巡りです。

一つひとつを、失う前提で恐れるのではなく、失うからこそ、「今ここにある」ものとして味わうこと。

大きな流れは止められません。

けれど、その流れの中で、今この瞬間をどんな眼差しで生きるかは、いつも私自身に委ねられています。


■ 陰ヨガで「今を生きる」感覚を

変化の夏を経て、私はあらためて、老子の言葉の静かな強さに支えられています。

もし今、あなたも何かしらの変化の波の中にいるなら、少し立ち止まって、深く呼吸をしてみてください。

抗わず、そこに在る練習を、陰ヨガのマットの上で一緒にしてみませんか。



👉 日本陰ヨガ協会 指導者養成講座の詳細・日程はこちら

👉 最新レッスンスケジュール・ご質問は公式LINEへ

 
 
 

コメント


CONTACT US

一般社団法人日本陰ヨガ協会

〒650-0002

​兵庫県神戸市中央区北野町4-10-5-401

Email: info@japanyinyoga.jp

送信ありがとうございました

bottom of page